↓ 以下 前川フェイスブックの投稿記事(4月16日分)より抜粋。
平成26年4月16日 午後9時25分 神保町店頭前から赤坂TBS報道局に向う車中より記す。
今日は時間の許す限り本投稿欄(コメント)に TBS 報道特集 千葉県富津 ロケの断片をリアルタイムに御紹介する。
当然ながら自身の記録の為にも・・だ。(画像は全て前川撮影分)ほな 行きまっせ!
午前9時35分 TBS 北玄関前到着。
TBS 局前にて前川セット一式(鑑定用具等)
待機中にTBS北口玄関前から正面玄関方向を望む。
旧赤坂連隊跡地は極めて急斜面だ!正面左手上部が近代的なトーチカに見えるのはワテだけか?!
午前10時頃 ロケハンバスは赤坂を後にして首都高経由の湾岸線を使用して一路 千葉県富津へと向う。
高速 富津中央到着。
早ッ!!
思ったよりも早く現地に到着したので富津港の全景を撮影。
今回 二度目の買取依頼者となる富津市在住。真実の人 石田年夫氏(昭和9年生)石田邸にて撮影スタッフと。
石田氏の話を聞き入る撮影スタッフ。
石田氏宅から車両で約15分の位置に有る納屋にて撮影。
ロケ開始。
休憩時 引っ切り無しに都内から送信された mail を受信する日下部キャスター
ロケ休憩時。掘り立ての西洋ネギを土産にと石田氏から手渡された日下部キャスター
捥ぎたての頂き物。
ワテの おドイツ製の お帽子が…
所変わってロケハンは続く。
富津の隣町 君津の海軍中将 濱田吉治郎 宅地跡地。
儚くも栄華去りし夢の跡…
ほぼ確実と思われる濱田海軍中将宅の石階段。
濱田海軍中将宅と思われる跡地から海岸線を望む。
嗚呼!遂に軍隊屋は名誉の負傷…!!!
状況は正に本土決戦!!
不肖軍隊屋は負傷するも作戦は引続き決行!!!
決戦末期の竹槍の如く鋭利な憎き敵!
葉に滴る我が血液!(軍隊屋の血液型は不明=1度も入院した事が無い為=事実)
見兼ねたTBS 報道局ディレクター笠尾氏が衛生兵となる。
濱田海軍中将宅地跡を離脱して更なるロケ地に向う!
一路 富津市大貫中央公民館に到着。(濱田海軍中将宅跡地より車両にて約5〜10分圏内)
富津市大貫中央公民館の郷土資料室は確実に約数十年間 多数の人が出入りした形跡は無い!!(明白)
正面右側の軍服が事もあろうに行方不明だ! 案の定 都市部〜地方拘らずの行政に有りがちなズサンな管理の極致だった・・・
約40年前に寄贈された海軍中将 濱田吉治郎 所持品の展示スペース 。
海軍大佐通常礼装上衣 (濱田中将〜大佐当時の所持品)
使用せるハンガーは この手の資料館に有り勝ちなセオリー通リのプラスチック製 (しかも青色・・)
左右袖部の大佐袖線は一部完全に日焼けしてる…
通常礼装は一見上下揃に見えるが礼袴(ズボン)は全く以って異なる物と思われる…
恐らくプレーン(海軍軍人の私物の意味)の夜会服(タキシード)用と思われる。
恐らくの理由は…
展示スペースのガラスに取付けられた鍵が紛失して無いとの事だ!!!(実に有り得ない…)
ガラスケースの鍵が行方不明との事…
鍵が空かない為 当然ながらニッスイの焼肉箱の内部は不明だ…
代替わりの係員たる職員も分からないとの事。
空箱にせよニッスイのダンボール箱の上に艦隊記念写真を置く感覚と発想 そして美意識がワテには理解出来ない…
海軍参謀飾緒用の金属製収納箱の中身は勲章連結吊金具に縛着された各種記念章。(全て濱田海軍中将所持品)
正面左側より大正大礼記念章〜大正3年乃至9年従軍記章(第一次世界大戦のシベリア出兵)〜戦捷記章(同じく第一次世界大戦)〜昭和大礼記念章(表面と異なり裏面になってる…)〜満州事変従軍記念章〜支那事変記念章(何故か?コレだけ程度が悪いも珍品!)〜満州国建国功労章〜満州国皇帝訪日記念章。
今回 石田氏より買受けた濱田海軍中将所持品の勲記〜章記と完全一致。
上記の画像に写る記章の共箱は全て行方不明との事…
濱田海軍中将所持品の海軍士官用軍刀(揃革覆付)なるも猿手丸打紐欠損〜海軍士官用儀礼長剣(揃正剣緖付)
ケースの鍵が空かない為 刀身の確認 及び 鑑定が出来ない…(矛盾の極致)
濱田海軍中将所持品の海軍中将正帽 及び 同中将正肩章(通称エポレット)
肩章用の金属製台座と正帽受は付属するも正帽用トランクは行方不明…
海軍中将の左右正肩章が台座からズリ落ちてる…
呆れ返るのも通り越して思わずガラスをブチ壊したくなる衝動に駆り立てられる!
早く台座から取外して縛着しなおさなければ肩章本体が変形してしまう!(軍隊屋の怒)
ん?
浜田豊城氏遺品…???
概ね達筆文字なれど当時所持者の名前が間違ってる…
濱田吉治郎氏やがな!!!(憤慨)
何故 海軍短剣が無いのだろうか…???
軍刀(海軍士官用儀礼長剣)鐺部の下部に濱田海軍中将所持品とは全く以って異なる所持者不明の陸軍下士官兵用の軍隊手帳と従軍記章…
トドメは青年学校手帳(非軍人用のタダの教練手帳)が…
物事を知り過ぎるのも ある種 具合が悪いが…
知らなさ過ぎるのも極めて具合悪い!
と 思うのは果たしてワテだけなのだろうか…
郷土出身者(当時所持者不明)より公民館に寄贈された陸軍尉官用旧型軍刀〜将校用新型軍刀 及び 同尉官指揮刀。
事もあろうに陸軍軍刀類の当時所持者名と寄贈者は不明との事で有る。
一体 何の郷土資料室やねん!(絶句…)
とは 言った物の…
全国に所在する各行政機関の寄贈された展示物は大体に於てコンな按配なんは数十年前から軍隊屋は既に承知。
大体 予算を作り 金払って購入したモンと違う所詮 寄贈品やさかいにな!
ある種 この手の資料室や資料館は全国共通のセオリー通りで有る…
まだガラスケースに収まって埃まみれや無いダケ未だマシやけど…
いみじくも郷土に戦後も在住した陸海軍軍人 ましてや濱田氏は海軍中将まで登り詰めた人物やで!
そんな軍隊屋の思いとは裏腹に報道特集スタッフの撮影は続く。
所変わって富津から木更津方向の海岸線が一望出来る高台にて。
高台(旧要塞地帯)より遥か木更津方面を望む。
今回 買取に際しての撮影にも拘らず道先案内としてロケに立ち会って頂いた富津在住の石田年夫氏。
大戦末期の昭和19年末〜翌20年の冬頃に安房地区(木更津〜君津〜富津〜金谷〜館山の旧要塞地帯を指す)にタンク(戦車)が北東から約数百輌 (恐らく大陸より転出された本土決戦配置の戦車連隊が習志野を経由して安房地区に布陣)が来たと木更津方面を眺めながら安房の古老は か細く呟いて居た…
再び富津の石田氏宅に戻り買取のカットを撮影後 一路海底トンネルを使用して都内に戻るロケバスの車内は採れたてにして大量の西洋ネギから発する生ネギ臭の匂いが充満してロケハン部隊の面々は卒倒するのであった…
そして 午後8時頃 神保町 2号店前に到着。
撮影スタッフの面々が買取った品物の荷降ろしをしてくれる。
実に有難い…
夏ミカンと西洋ネギを分配後。
撮影ロケバス隊は一路赤坂TBSへと戻る。
2号店より徒歩30秒の位置にある名店喫茶ダボスにてチャイを啜る。
しかも右手は血まみれで…
やはり ワテは この街 神保町が良いな(切実)
今回のTBS 報道特集 千葉県富津ロケ 軍隊屋は例の如く台本無しの成り行き進行であったが概ねワテのイメージ通りであったと思う。
後はTBS報道局 笠尾ディレクターの構成と編集力に凝縮される。
キャスターの日下部氏! そして ディレクターの笠尾氏!
後の引導は渡したで!! (了)
東京・神田「神保町軍装店」新店舗・1号店より配信。
TBS 報道特集 掟破りの第2回目 軍装店物語(放映日未定)店頭に於るロケが昨日15日だった事を こってり忘れて居たボンクラ軍隊屋であった…
15日の昼過ぎ頃 風呂上りにボンヤリ煙草をくゆらしてる最中 携帯の着信履歴を何気に見ると同番組ディレクター笠尾氏からの着信が数分前に入って居たので折り返しかけて見ると今2号店に向って歩いてるとの事。
ん? なんのこっちゃ??
と 思い電話口から聞くと今日が店頭ロケの日だと軍隊屋は気づき慌てて煙草を揉み消すと同時に2号店3階の窓を開けて見るとTBS日下部キャスターと笠尾ディレクターそして撮影クルーの2人が2号店前に到着する瞬間だった…
携帯電話を片手にして
エッ! 今日でしたんか!! 撮影は!!!
と 全開にした3階の窓から携帯電話の通話を終了すると同時に絶叫する軍隊屋で有った…
すわ!一大事!!
2号店〜1号店の突発的なロケ収録を軍隊屋は風呂上がりの鳥の巣に似たヘアースタイルにも拘らず例の如く台本無しで約5時間敢行…
明日も引続き同番組スタッフ陣は千葉県富津市の小さな漁港を舞台に東京湾を背景にして壮大なスケールと美談に基づきTBS日下部キャスターを旗印として笠尾ディレクターそして撮影陣 更にボンクラ軍隊屋は早朝より東京湾海底トンネル(アクアライン)を使用してのロケハンで御座る!
イザ 富津・・!!2号店前にて。海軍中将 濱田吉治朗氏(海兵33期~海大甲種15期)所持品の戦前~戦時下の蔵書類。
見事な程に戦前~戦時下に於る経歴通りの蔵書内容である。
TBS 報道局 日下部キャスターを基幹とした製作スタッフ陣。
以下 1号店 店内にてロケ。
濱田吉治朗氏(海軍中佐当時)の公用旅券(パスポート)を日下部キャスターと閲覧。
海軍中将 濱田吉治朗氏の経歴について説明。
海軍大将にして開戦直後の駐米大使であった野村吉三郎氏と海軍中将 濱田吉治朗氏(共に知米派の将官)との関係について説明。
終戦後に於る野村元海軍大将と濱田元海軍中将の関係性について説明。
海軍中将通常礼装上下揃(濱田 吉治朗氏 所持品)の説明をする軍隊屋。
戦前~戦時下~終戦直後に於る濱田中将の名刺ホルダー(合計4冊)を手に同人の交友関係を説明。
海軍士官用正装と同通常礼装の違いを説明。
TBS 報道局 撮影陣の各位 御苦労様でアリマス!
東京・神田「神保町軍装店」新店舗・1号店より配信。